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世界遺産から登録抹消された教会!バグラティ大聖堂(クタイシ)を徹底ガイド

クタイシのバグラティ大聖堂 クタイシ観光スポット

バグラティ大聖堂は、クタイシ旧市街(観光保全地区)から歩いてアクセスが可能なグルジア正教の教会です。

再建によって近代的な姿となったバグラティ大聖堂は2017年、ユネスコ世界遺産から登録を抹消されています。

歴史的な価値が損なわれたことは確かですが、クタイシを訪れたら必ず訪れたい観光スポットのひとつです。

ジョージア観光&体験ガイドモアファン!ジョージア編集部@morefungeorgia)がお届けします!

とおる
とおる

ユネスコの反対を押し切ってまで再建計画を進めたんだね。

まちこ
まちこ

世界遺産であり続けることよりも、美しい大聖堂に再建することをジョージアの人々は選んだんですよ。

バグラティ大聖堂は11世紀に建てられた歴史ある教会

バグラティ大聖堂が建設されたのは11世紀のことで、当時のグルジア王だったバグラド3世の名前を取って命名されました。

1003年大聖堂の床石が置かれたとの記述が、教会北側の壁の碑文に残されています。

1692年には当時のオスマントルコ軍による砲撃を受け、天井やドーム屋根などが破壊されています。これにより最初の建物は廃墟になりました。

廃墟となっていた建物の修復作業が始まったのは1950年代からで、全6段階に分けられた修復プロジェクトが1994年まで行われました。

まちこ
まちこ

バグラティ大聖堂は別名「クタイシ大聖堂」とも呼ばれ、クタイシの街の象徴的な存在です。

ユネスコ世界遺産登録から登録抹消までの経緯

ユネスコは1994年、バグラティ大聖堂をゲラティ修道院と共に世界遺産に登録しました。

2001年にバグラティ大聖堂の所有権が、ジョージア政府からグルジア正教会に移行

グルジア正教会は2010年から、イタリア人建築家アンドレアブルーノを招いてバグラティ大聖堂を元の宗教施設としての状態に再建するプロジェクトを開始しました。

このプロジェクトに対してユネスコは、歴史的な真正性が失われるとして「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録し、撤回を求めました。

再建プロジェクトが実行されたことを受け、ユネスコは2017年に世界遺産登録を抹消しました。

まちこ
まちこ

バグラティ大聖堂と共に世界遺産登録されたゲラティ修道院は、今でも世界遺産として登録されています。このため、ユネスコでは「抹消」ではなく「登録範囲の縮小」として扱われています。

とおる
とおる

バグラティ大聖堂の修復プロジェクトでは、創建当時に存在しなかった鉄を使ったりしているから、世界遺産登録抹消は仕方ないですね。

バグラティ大聖堂のクタイシ旧市街からの行き方

バグラティ大聖堂は小高い丘の上にありますので、クタイシ旧市街のどこからでも目で見て確認することができます。

エメラルドグリーンの特徴的な屋根を持つ大きな教会は、この周辺にひとつしかありませんので、見間違うことはありません。

基本的にはバグラティ大聖堂に向かって歩いていくだけです。

バグラティ大聖堂までの道のりは階段の連続

バグラティ大聖堂に向かって歩きはじめると、川を超えたあたりから傾斜がきつくなり、果てしなく階段が続きます。

クタイシ旧市街は旅行者のために整備されているため生活感がないですが、このあたりには地元の人々が多く住んでおり、人々の暮らしが垣間見れます。

まちこ
まちこ

ちなみに、このバグラティ大聖堂が建つ丘は「ウクイメリオニの丘」という名前です。クタイシ旧市街から全景が見れます。

バグラティ大聖堂のまとめ

バグラティ大聖堂は世界遺産ではなくなってしまいましたが、依然としてクタイシを代表する教会のひとつであることに違いはありません。

大聖堂からはクタイシ旧市街が一望できますので、建物内部だけではなく、展望台としても利用してください。

世界遺産登録を抹消されてまでも再建プロジェクトを進める姿勢は、ジョージアの人々の性格を知るうえで、とても分かりやすいエピソードです。

名前バグラティ大聖堂
英語:Bagratis tadzari
グルジア語:ბაგრატი; ბაგრატის ტაძარი
場所クタイシ(イメレティ州)
創建11世紀
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